シティプロモーションサイトの顔となるサイト名。官民協働で作るシティプロモーションサイトのわが街ポータルでは、どのように決めているのでしょうか?一年ほどが経ち、約二倍のわが街ポータルが公開されました。そこで今回は、現時点でサイトが公開されている全自治体の事例をご紹介します。
大分県宇佐市

全国に先駆けてわが街ポータルを導入頂いた大分県宇佐市では、「リアル TOWN うさ」というサイト名でご利用いただいています。地域の"今"が分かるリアルな情報をお届けするサイトという意味で「リアル TOWN」と名付けました。このサイト名とロゴは弊社から提案して採用いただきました。
茨城県石岡市

東日本第一号のわが街ポータルは、「石岡の情報まるっとお届けサイト まるっと」という名前になりました。茨城県石岡市の特産品のフルーツを手書きの文字にちりばめて、親しみやすさを感じていただけるデザインになっています。サイト名は市側で考えたもので、ロゴは弊社が数パターン案を作成した中から選んでいただきました。
埼玉県三芳町

埼玉県三芳町では、専用のサイト名はつけずに「わが街ポータル みよし」の名前でご利用いただいています。
長野県千曲市

長野県千曲市でも、石岡市と同様に市側でサイト名を決めていただきました。ロゴのデザインについては、千曲市のご担当者様からイメージに近い例を3ついただき、それを参考に弊社が作成しました。市章で使われている3色のタイポグラフィロゴで、「ビ」の濁点が特産品のあんずになっています。
三重県桑名市
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三重県桑名市では、「桑名」と「wanna(~したい)」をかけた「My KuWanna(マイクワナ)」というサイト名を市側で考えていただきました。ロゴは市章で使われているブルーとグリーンにわが街ポータルのメインカラーのピンクを合わせた3色で配色しています。ロゴは桑名市の特産のハマグリをイメージした三角形をベースにデザインしました。
静岡県磐田市

静岡県磐田市では、住民に磐田市を好きになってもらいたいという気持ちを込めて「いーわいわた」と名付けました。ロゴは磐田市のご担当者様に頂いたラフ画を元に弊社がデザインしました。磐田市のPRキャラクター「しっぺい」がメガホンに乗っていて可愛いです。
埼玉県川越市
埼玉県川越市では、わが街ポータルで初のの初の試みとして市民の方からの公募でサイト名を決定しました。サイトの名前には、小江戸川越から、川越の「特色」を生かして情報発信したいという応募者の市民の方からの想いが込められています。また、覚えやすく、海外の人にも伝わり、英語にしても自然な名称としました。ロゴは市章と山吹の花の色を組み合わせたイメージ、青・黄色を基本色にしました。 メインアイコンは時の鐘・山吹の花・サツマイモ・雁を5色で作成しております。また「コエドカラー」の文字のカラフルな部分を組み合わせると、「川」の文字が浮かび上がるようにしました。
島根県松江市
島根県松江市では、千曲市、石岡市と同様に市側でサイト名を決めていただきました。ロゴはサイトのイメージカラーである濃いブルーを中心に、差し込む夕日をバックに松江市のシンボルである松江城が堂々と配置され、下部分には名物の和菓子があしらわれています。
山口県下関市
山口県下関市では、川越市と同じく市民の方からの募集でサイト名を決定しました。応募してくださった方のコメントでは「ちょうどバブル世代にはやった言葉であることや、"っ!"を付けることで、若い世代の親しみやすさを狙いました。「もしもし」は電話を受けて初めに言う(誰でも)歓迎します!の意があるので、遠くの地方の方にも受け入れやすいかと思いました」とさまざまな世代や地方の方に受け入れやすい名前を意識してくださっていることが分かります。ロゴは下関市を代表する魚「ふく」※と動物の「くじら」を組み合わせたシンプルなデザインで作成しました。
(※下関では「幸福」につながることから、フグを「ふく」と呼んでいます)
青森県三沢市
青森県三沢市では、「みさわのみーばす みんなのみーばす」というキャッチコピーを持つ三沢市コミュニティバスの愛称「みーばす」を踏襲し、「みーなび」と名付けられました。ロゴは、三沢市淋代海岸から出発し初の太平洋無着陸横断飛行に成功した「ミス・ビードル号」を真ん中に配置し、全体的にクラシカルなイメージで作成しました。飛行機が飛び出しているような立体的な文字と三沢の「三」の字を表現した上の虹がポイントです。
沖縄県石垣市
沖縄県石垣市では、「ステキですね」「いいね!」というニュアンスで会話に登場する沖縄県の方言「じょーとー」から、「じょーとーいしがき」と名付けられました。ロゴはヤシの木、山、海、空飛ぶカンムリワシと空飛ぶマンタで構成され、奥には石垣市の地形が配置されています。
制作担当者より

デザイン担当 馬場 成美
ロゴのデザインは、サイト名が確定した後にご希望のイメージカラーやモチーフなどをお伺いし、まずは2・3案ほどこちらで作成する流れとなっております。その後は、ロゴデザインがサイト・地域のイメージに沿っているかを、ご担当者様と何度かやり取りさせていただきながら修正し、デザインを固めていきます。(最初にご提案した案をそのまま採用いただいた自治体様もいらっしゃいます。)ご担当者様とヒアリングしていくと、「自然の豊かさをアピールしたい」「こんな感じのデザインで作ってほしい…(手書きのイメージ絵を見せていただきながら)」など、地域に対する熱い想いが自然に伝わってきて、よりその地域の魅力や更に知りたくなり、出張でお伺いするのが楽しみになっています。この工程によって、上記でご紹介したロゴが誕生しました!私は、今まで作成したロゴは自分が考えたデザインではなく、各自治体のご担当者様と共同制作したものだと思っています。今後作成するロゴも、ご担当者様と一緒に作成できることを楽しみにしております!(*^▽^*)