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わが街ポータルって実際どう利用されているの?調査してみました!

 わが街ポータルの利用状況についてメインヴィジュアル

 2024年1月現在、わが街ポータルは公開予定のものも含めると、12を超える自治体様で運営していただいております。
 これらのサイトを開設から時間が経っても、安定して末永く地域の発展に役立つサイトにしていきたい。そこで、更なる発展に役立てるべく、地域の方々がどのようにわが街ポータルを利用しているのか、流入・閲覧データを分析してみました。

主な利用者は...?

 まず気になったのが「わが街ポータルへアクセスしているのはどのような方々なのか」ということでした。
 調べた結果、一番多いのはわが街ポータルを開設している地域にお住まいの方々でした。これについては、投稿の内容に地元の情報やお知らせが多いことからもわかりますね。
 しかし、それ以外の地域からのアクセスが過半数を占めるという意外な結果にもなりました。例えば、埼玉県三芳町の調査結果は、埼玉県内からのアクセスが約5割、東京都が約3割、それ以外が残りの約2割となっており、半数以上の割合で他県から利用していただいていることが分かります。
 地元の方への掲示板としての役目と、地域に興味のある外部の方への情報板としての役割、どちらも担っているのかなと感じました。

 

興味、関心を持っていただいているキーワードは…?

 わが街ポータルへのアクセスが集まった検索キーワードは、地域特有の情報が掲載された記事でした。
 その中でも、地元の重要文化財や地元住人なら誰もが知っているマルシェのお知らせなど、他のサイトに掲載されていない、または掲載されていても情報量の少ない投稿へのアクセス数が伸びていました。
 「地域の方々と作り上げる」わが街ポータルだからこそ、地域のより細やかな情報が投稿され、大きく注目を集めるのだなと再認識できました。

 

アクセスの方法は?

 自治体公式HPに設置いただいているフローティングバナーや紹介記事からのアクセス数は、どの自治体様でも安定した数がありました。
 自治体様によっては、検索エンジン(Google、Yahooなどでの検索)からのアクセス数が、自治体公式HPからアクセス数の倍になっていることもありました。傾向として、わが街ポータルのいち記事に興味を持って、直接アクセスしているということもわかりました。

 

わが街ポータルを閲覧する際、使用しているデバイスは?

 閲覧デバイスをPC、スマホ、タブレット端末、その他に分けて調査したところ、スマホが約70%という結果になりました。スマホからの流入が多いという点で、気軽にアクセスしていただけるようになっているのを感じます。スマートフォン向けに縦長の画面にも対応しているのも、スマホユーザーの獲得に繋がったのだと感じております。

 

総括

 改めますと、わが街ポータルの目的は「地域一体」となってプロ―モーションを行い、外部へ発信することで、地域を活性化させることです。

 現在、地域の方々が主な利用者となっており、地域の話題を中心に日々地元の情報を投稿していただいています。また、それらの投稿が地元の小さな話題であっても、自分の住んでいる街の情報ということで注目する方も多くみられています。

 また、地域にお住いの方以外がわが街ポータルを閲覧することで、他の観光サイトとはまた違った地元の暮らしの様子を覗くことが出来る仕組みになっていることも感じております。

 「かしこまった面も持ちつつ、カジュアルに街の情報を収集、発信できるという」方向から地域の活性化を扶助するわが街ポータルというサイトの土台を、まずはつくることが出来たのではないかと考えております。

 これも、各自治体担当者様の地道な認知施策によるものと深く感謝しております。この先も、地域の魅力を発信するわが街ポータルを、より活気づけるお手伝いが出来ればと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

 


 

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企画担当 冨沢 瑛介

今回ご紹介したような"数字"から導いた仮説と、地元の方の"そういえば"の合わせ技こそが、わが街ポータルにおける調査の醍醐味です。
そこから「どのようにわが街ポータルを運用するか」ということを一緒に考えるために、データに基づいた情報共有と、意見交換の場は重要だと考えています。ぜひ、運用上・導入を検討する上で気になる点がありましたら、お気軽にお声がけください!
ちなみに、私はサウナに入ると「どんなデータが必要か」がふと出てくることがあります。時には己を見つめ直すのが大事なのかもしれません。