大分県宇佐市で開催されたわが街ポータル上の企画「~グルメ日記~ ごちそ宇佐ん!」が無事終了しました。まずはその結果についてご報告いたします。
また、3/1に3つの自治体でサイトを公開しました。山口県下関市の「しもしもっ!」沖縄県石垣市の「じょーとーいしがき」。そして青森県三沢市の「みーなび」です。今回は、その中でも新しい試みの多かった下関市の様子をお知らせしていきます。
ごちそ宇佐ん! 無事開催終了しました。
大分県宇佐市では、2023年11月25日~2024年2月29日までの間、宇佐市内の飲食店等で食べた宇佐グルメの写真と感想を専用フォームから投稿すると抽選で30名に1万円分の全国共通商品券が当たる企画、「~グルメ日記~ ごちそ宇佐ん!」を開催しました。
約3ヵ月の間で136名の方にご投稿いただき、合計279件の投稿が集まりました。
投稿は最終日の夜遅くまで続き、全国展開のメジャーなチェーン店のお寿司から地元で永く愛されるパンまで、宇佐市民の方々の熱意ある投稿に、投稿審査を行っている私たち運営チームも思わずお腹が減りました。
宇佐市に訪問する際は、「ごちそ宇佐ん」の投稿を参考にさせていただこうと思います!
「しもしもっ!」に込められた想い
3/1にサイトを公開した山口県下関市では市民の方からの一般公募でサイト名を決定しました!
投票の結果、採用されたのは「しもしもっ!」という名称です。こちらの応募者コメントは以下の文になります。
「下関(しものせき)の"しも"と、電話を受けて初めに言う"もしもし"を文字って名付けました。「もしもし」は電話を受けて初めに言う…(誰でも)歓迎します!の意も込めています。更にバブル世代では「しもしも」と言っていた時代でもあるので、この世代の方でも受け入れ易いかな、との考えです。 また、"っ!"を付けることで、若い世代の親しみやすさも狙いました。こうした理由から、老若男女に受け入れ易い名前かと考えます。私自身、地元の大阪から下関に来た身ですので、離れた地のサイト名が、可愛らしい愛称且つフランクな名前だと(私個人では)受け入れ易いと思ったからです。」
一見クスっと笑えるようなユニークなサイト名と、込められた誠実な想いのギャップが素敵ですね。
トップページにも注目
そんな「しもしもっ!」のトップページにはユニークなキャッチコピーが。さらに「ざっくりわかるしものせき」では、その概要が語られています。こちらは下関市の魅力を親しみやすく広めたいと、自治体のご担当の方に考えていただいたものです。
そこから派生して、担当の方の文体や言い回しをあらかじめ学習させたAIを活用し説明原文を担当者そっくりな口調に変換したコーナーを「しっかりわかるしものせき」として掲載しております。
このように、一目で興味をもっていただけるような工夫を凝らしたサイトにすることが出来たのではないかと思っております。
広がっていく「地域独自の発信」
また、下関市では広報紙に紙面の都合で掲載できなかった情報を、わが街ポータルに投稿していただいております! 自治体の耳よりな情報を市民の皆さんに伝える場所を増やすことができたのではないかと思います。
「しもしもっ!」はこちらから↓
https://www.citydo.com/prf/yamaguchi/shimonoseki/
総括
今回とりあげた企画「~グルメ日記~ ごちそ宇佐ん!」で私が驚いたのは、279件もの投稿がほぼ違う飲食店の内容だったことです。個人店やチェーンなどの制限を設けなかったのにも関わらず、市民の皆さんが一人一人とっておきのお店を投稿してくれたのだと嬉しくなりました。 また、このプロジェクトを通じて地域の魅力が再発見されることで、市外の観光客の増加も期待できるのではと考えています。市民の方が自らの街に誇りを持ち、積極的に外部に発信することで地域全体の活性化に繋がれば、わが街ポータルの在り方としてこれ以上ない事だと感じました。
また「しもしもっ!」につきましては、自治体の方と市民の方両方の個性を十二分に活かした、行政と地元の人々の合作とも呼べるわが街ポータルのはじまりにふさわしい土台ができたのではないかと感じました。

担当 熊倉 実咲樹
昨年の10月に着任してから、地域全般の情報PRをするマスコットキャラクターたち、所謂ゆるキャラたちに出会う機会が多くなりました。一見(何の動物なのだろう.…)と考え込んでしまうようなマスコットも、誕生の経緯を調べてみると、地方の名物や著名人、伝説などが元になっていて、その地域について新しい発見があることも少なくありません。
今回のブログでご紹介させていただきました宇佐市と下関市のキャラクターたちは、二人(?)とも、地域のグルメをモチーフにしたキャラクターです。由来の通り、食べ物が好きなキャラ設定がかわいらしいですね。